黄桃缶詰
SINCE 2015
活動再開!2019年4月発表をめどに小特集「曖昧なる境界線」が決定!(1/28)
はる「ロジウラ」、misty「時間喰いのモービーディック」の原稿を掲載しました!(11/25)
しばしの間休載。(9/12)
黄桃缶詰結成一周年に寄せて
黄桃缶詰は、小規模のサークルです。本当に小さいところから始まりました。しかし複数人で寄り合って作品掲載の場を作り、互いに研鑽を高め合うことの素晴らしさとしか言いようのないものを知っていた私たちは、この一年に二冊のweb雑誌「桃缶」を出すことができました。創刊号の特集「自己、又は悪」では悪という一つの概念・存在を敢えて自己にひきつけて考えるということを試みました。三月にようやく整ったばかりの桃缶二号では、「身辺の昇華」が特集題材として選ばれました。私たちが何気ないと普段感じている物や人々の、全く別の捉え方による照射を文学という営みにおいて試みました。どちらも力作となっている自負がありますので、ご覧下さい。
結成から一年が経ち、黄桃缶詰はまた少しずつですが前に進もうとしています。敢えて私事を挟むならば、とにかくメンバー同志の仲というものを気にかけさせて頂きました。人の輪がまた新たな創造性を生み、その創造性は幸福を手に入れるか過酷な状況に陥るかは分かりませんが、私たちは全てを超えるような最高の創造性を目指しているのかもしれません。誰も見たことのない、それでいて先人の文学者たちが紡いでくれた大地に根付く、そのような地平が。
大言壮語を吐くことは恥かもしれません。しかし時はただただ前へ進んでいきます。
今後の黄桃缶詰に、幸あれ。
主宰 みすてぃ